工事中にメタンガスの爆発事故が発生…対策は十分なのか
実際に客を入れたリハーサル「テストラン」が行われる中、あの問題がまた浮上した。
4月6日、ボンベを背負いマスクをつけた消防隊員がマンホールを開けて換気していた。
爆発の可能性がある濃度のメタンガスが検知されたためだ。

現場はリングの外にあるトイレの周辺。
このトイレでは24年3月、工事中に火花がメタンガスに引火し、爆発する事故が起きた。
爆発の威力を示す実験映像がある。
メタンガスを含んだ空気を貯め、電気火花で着火すると、一瞬でビニールを突き破った。

メタンガスが検知されたトイレの周りでは、いくつものマンホールでフタが開けられ、換気が続けられていた。
村瀬キャスター
「このあたり見ても、火気を使わないように注意するような看板などはない。こちらにキッチンカーがあるが、このように調理器具も並んでいる。これで対策が十分なのかどうか、少し不安になるような状況」

メタンガスが検知された翌日(4月7日)、万博協会の副事務総長はこう強調している。

2025年日本国際博覧会協会 高科 淳 副事務総長
「基本的にメタンは拡散するとまったく危険性はないもので、この地上エリアのメタンはゼロ。直ちにここで何か作業をして、引火するということはないと思っている」
(Qキッチンカーは開幕後もここにあるか)
高科 淳 副事務総長
「基本的には変わりないのではないか」
万博協会はキッチンカーの事業者に対し、電気調理器などを使うよう求めている。














