「大阪・関西万博」の開幕まで、あと4日となりました。大阪市此花区・夢洲の会場ではきょう(9日)、メディア向けの内覧会が行われ、約半数の施設がお披露目されました。岡山県真庭市のススキを材料に使った展示館も公開されています。

(小寺真生記者)
「シンボルの大屋根リングに登りました。会場の中が一望できます!」

大阪市此花区の夢洲を会場に開催される、「大阪・関西万博」。広さ約155ヘクタール・岡山後楽園 約11個分の会場に、展示館であるパビリオンが180以上、さらにホールやイベント広場などが設置されていて、国の内外から、のべ2820万人の来場が見込まれています。

きょう(9日)の内覧会では、約半数の施設がメディア向けに公開されました。

(小寺真生記者)
「広大なジャングルに入ってきました。僕は今、忙しい日常を忘れています」

豊かな自然を巨大な木のオブジェと映像で再現したオーストラリア館や、もち米を使った郷土料理「ランパー」をはじめ、現地の食文化を楽しめるインドネシア館など、世界各国のユニークな展示館が並びます。こうした中、岡山県ゆかりのパビリオンも…

建築家の隈研吾さんが設計した、「EARTH MART」です。自然環境を守ることへの関心が高まればと、屋根には真庭市蒜山をはじめ全国5か所から集められたというススキが使われています。

(海外スタッフ(リビアから))
「知らなかった文化が知れる。海外の人もかなり楽しめるんじゃないかな」

(海外メディア(イギリスから))
「素晴らしいわ!」

日本では20年ぶりの開催とあって、注目が集まる今回の万博。岡山県と香川県もそれぞれ、地元の食や伝統工芸品をPRするブースを出展する予定です。「大阪・関西万博」は、今月13日から10月13日まで184日間、開催されます。