昭和の時代、仙台市中心部には多くの屋台が並び、にぎわいをみせていました。
しかし、令和のいま、仙台の屋台は1軒だけに。91歳の店主には、屋台を守り続ける理由がありました。



逆さに吊るしたちょうちんが店の目印。仙台に1軒だけ残る最後の屋台「大分軒」です。

日が落ちる前から次々と客がやって来ます。

常連客:
「タケノコもいいですか」

大分軒を切り盛りするのが内田菊治さん、なんと91歳で現役の店主です。
60年に渡り、この屋台を守り続けてきました。


年齢を感じさせない接客で、アツアツのおでんにコップ酒が客を癒します。


店に通い始めて5年の客:
「最初受け入れてもらえるかなと思ったけど(受け入れてもらえた?)おかげさまで」


大分軒 内田菊治さん(91):
「人相がいいもんね。人の気持ちってのは顔に出るよな。おれ石破さんみたいな人が入ってきたら断るよ」


こんな歯に衣きせぬ内田さんの語り口も店の魅力です。