仙台市青葉区にある「おふくろ弁当」の1番人気は、大盛りご飯にからあげを乗せたボリュームたっぷりの弁当です。

客「量が多くて安いので、とても助かっていていつも使っています」
 「大学生の自分にとっては量が多いことがありがたい」

弁当1つに使うコメは330グラムから350グラム。

しかし、コメの値上がりが続いていて仕入れ値は2023年と比べ、約7割上がり経営を圧迫しているといいます。

おふくろ弁当亀岡店・菅原きよこ 店長
「40年近くやっているが、今一番コメが高い。1番コメは効きますね。コメでお客さんを呼んでいるので」

コメの値上がりを受け、店は4月から弁当を50円から60円、値上げしました。

今後、価格次第では備蓄米を使うことも検討したいといいます。

おふくろ弁当亀岡店・菅原きよこ 店長
「値段です。やっぱり値段。おいしくて値段が安いものを使いたいです。今の値段より1キロに対して差があれば、10円20円でも下がれば。30キロ1万円台で買えるなら備蓄米でも何でも使いたい」

備蓄米の放出により他のコメの価格が下がることも期待しながら営業を続けています。

農林水産省が公表したコメの販売価格は、3月30日までのスーパーでの平均で5キロ4,206円と前の週より10円値上がりし、2024年に比べると2149円高く、2倍以上になっています。