コメの価格高騰が続く中、政府備蓄米の入荷が7日から宮城県内の精米工場で始まりました。

備蓄米は、早ければ来週にも県内の小売店や量販店などに出荷される見込みです。

宮城県内の卸売会社の精米工場には、7日午前11時頃、備蓄米約13トンを積んだ第一便のトラックが到着し、工場内に運び込まれました。

工場の関係者によりますと、入荷した備蓄米は、宮城県産のひとめぼれとササニシキで、3月の1回目の入札で落札されたものだということです。

この精米工場には、一日で約40トンの備蓄米が入荷され、6月まで県内産を中心とした備蓄米が順次搬入されることになっています。

備蓄米は、精米した後、4月14日以降に県内の小売店や量販店などに出荷されるということです。

農林水産省が公表したコメの販売価格は、3月30日までのスーパーでの平均で5キロ4206円と前の週より10円値上がりし、2024年に比べると2149円高く、2倍以上になっています。