■「枯死」が例年より多く確認
会議ではさくらんぼの生育状況が報告され、この冬の厳しい寒さの影響で一部の園地ですでに、めしべが枯れてしまう「枯死」が、例年より多く確認されているということです。
主力品種の「紅秀峰」や「佐藤錦」は発芽はおおむね平年並となっています。

今後、気温が高く推移すると予想されることから、開花は平年より1週間程度早まる見込みで、生育のスピードも平年より早まるということです。
こうした状況から会議では、霜が降りる前にさくらんぼの木に水をまき、花芽を凍らせて霜被害から守る「散水氷結法」などこれまでの対策に併せ、人工授粉や防風ネットを設置するなど確実に実をつけるための受粉環境の整備を呼び掛けていくことが確認されました。
