数々の美術展で多くの受賞作品を生み出している大分西高校美術部。部員は現在14人が所属し、今年はポスター画で県最優秀を受賞しました。また、高山辰雄賞ジュニア美術展では4人が推奨を受賞するなど幅広く活躍しています。


(柳井春希部長)「絵を描くこともありますが、それ以外にも立体で粘土を使ったり、切りえをしたりとか中学でやるよりもやることの幅が広がっていて各々がやりたいことを楽しめる部活になっています」

学校の廊下からベランダを描いたアクリル画は、2年生の西村一紗さんが高山辰雄賞の推奨を受賞した作品です。

(西村一紗さん)「外の風景が奥行きがあって、続いて行く感じが時の流れみたいな感じで面白いかなと思いました」


校庭に力強く根をはる樹木を描いたアクリル画は、1年生の馬服ひなたさんが高山辰雄賞で推奨を受賞した作品です。

(馬服ひなたさん)「光と影を対比させて光を強調させたり、影を強調させたりして描きました。自然の雄大さとか細かな描写とかそういうのを感じてほしいです」


パソコンを使った動画作品も制作しています。タブレットで作品を描く1年生の甲斐厚衣さん。来年開かれる九州総文大分大会のポスター原画部門で最優秀賞を受賞しました。

(甲斐厚衣さん)「デジタルは何回でもやり直せるんですよね。アナログと違って何回も描いて好きな形になるまでできるのがすごく楽しいなと思います」


多岐にわたる技法で制作活動に取り組んでいる大分西高校・美術部。次は九州や全国大会につながる来月の中央展にメンバーがそれぞれ得意分野で挑みます。