災害が発生した時に避難所でトイレが不足しないように、青森県むつ市は、移動式トイレ「トイレカー」を5台導入しました。

むつ市は、2024年の能登半島地震で改めて浮き彫りとなった避難所でのトイレ不足などを解決するために、トイレカー5台を導入し、27日に市民にお披露目しました。

なかには、身体が不自由な人でも使えるユニバーサル仕様のトイレカーもあり、訪れた人は車いすをジャッキで上げて移動させる機能などを確かめていました。

市民は
「いつ何があるかわからない世の中だから、早めにこういうのを用意しておけばいいと思います」

むつ市 山本知也 市長
「備えることだと思いますので、イベントや各地区の行事に展示・活用してもらって、普段から市民の方に使ってもらうことが災害への備えとなるかと思います」

また、27日は災害が発生した時にトイレカーを相互に派遣することなどを盛り込んだ連携協定を福島県いわき市や愛媛県宇和島市など8つの市と結びました。

むつ市が導入したトイレカーは、4月から運用が始まります。