経済効果 約1兆3900億円

お花見の経済効果に関する数字があります。
関西大学宮本勝浩教授の試算によると、ワンシーズンで約1兆3900億円。2024年と比べて約22%増加するとしています。
訪日外国人への経済効果を見ると消費支出額が約1686億円。その他の効果も含めると全体の26%を占めています。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
桜を目的に来る訪日客はこの3月4月は非常に多いです。
2回目に来た人は、日本人のピクニックスタイルを見て「次は自分がやりたい」という体験型ですね。ブルーシートを用意して、コンビニエンスストアでお酒買って。
海外ではまず公園でお酒を飲むことが許されないので、日本人のやっている花見を自分たちも楽しもうというのが、最近のトレンドですね。
何より大きいのは地方への経済効果。やはり弘前や角館など、綺麗な満開の桜のあるところに外国の方が長期滞在中に行く。だから、地方経済の活性化にも桜の効果は大きいかなと思います。
経済評論家 加谷珪一氏:
全国的なものですし、デパートでも催事はやるし、飲食店でもお花見限定メニューなど、直接お花見に行かなくても、グッズやお土産もあって結構大きい数字になる。
自然とお花が毎年咲いてくれるだけでこんなに経済効果があると、経済界にとってはありがたいことですよね。
弁護士 八代英輝:
桜が、冬の終わりに人々が動き出す大きなスイッチみたいになってますよね。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
春の桜、それから秋の紅葉、冬の雪。夏は暑いのでちょっとあれですけど、この3つの季節に関してはもうリピーターがついてきているのはありますね。
(ひるおび 2025年3月27日放送より)














