誰もがどこかで手にした覚えがあるロングセラー商品。取材すると長く愛される商品にはパッケージに企業が“譲れない共通点”ががあるようです。

「丁度可知差異」ってなんだ?ロングセラーの共通点

良原安美キャスター:
定番お菓子、ロッテの「チョコパイ」が売上げ過去最高を記録したということで「ロングセラー」商品について調べました。すると「パッケージに共通点」があるという事が分かりました。

共通点は 「丁度可知差異」(ちょうどかちさい)。

法政大学・文学部心理学科の越智啓太教授によると心理学用語で「ぎりぎり違いが分かる最小の変化」 という意味だということです。

ロングセラーのパッケージには「丁度可知差異」の戦略が使われていることが多いといいます。

例えば、ロングセラーの商品がリニューアルしたとき、変化が大きいとこれまでのファンが離れてしまいます。しかし、変化が全くないと新しいファンが獲得できません。

少しずつ変えていくことで、これまでのファンを獲得しながら、新しいファンを取り込んでいくという戦略だということです。