しかし、177のサービスが終了しても大きな支障はないといいます。というのも…。

(鹿児島市視覚障害者協会 武元光廣会長)「きょうの鹿児島の天気は?」

(スマートスピーカー)「きょうの鹿児島は予想最高気温17度、最低気温12度でくもりでしょう」

今では、声で操作できるスマートスピーカーやスマートフォンなど、耳で天気予報を確認できる新しいツールが登場しています。

(鹿児島市視覚障害者協会 武元光廣会長)「即時性があるのはスマートスピーカー、スマホもパソコンは起動していれば。視覚障がい者の世界もいろいろ進んでいる」

天気予報を知るために欠かせない手段の1つだった「177」。技術が進歩する中、70年の歴史に幕を閉じます。

(気象予報士)
177番は「1(いい天気に)7(なれ)7(なれ)」という語呂合わせから生まれました。もともとは、明治から大正時代にかけての政治家・大隈重信の電話番号だったともいわれているんです。

寂しさを感じる人、不便に感じる人もいるかもしれませんが、電話を使ったサービスは今、変化の時を迎えています。