水木しげる記念館 坂本茜さん
「大学時代にやっていたのは鬼太郎のアニメの研究だったんですね。
鬼太郎のアニメって今もう6作テレビでやっていて、同じ話をずっとやっているんですけど、比べてみるとちょっとずつストーリーに違いがあって。当時の社会問題、いじめの問題であったりとか、そういうところをうまく拾って作品に反映しているんです」

5歳の頃、アニメで鬼太郎を見てからすっかりその世界観に魅了されると、次第にマンガやアニメを見るだけでは物足りなくなり、大学では鬼太郎の研究に取り組む日々。
さらに大学院へと進み、鬼太郎の原作とアニメの比較、環境問題・SNSの発達といった時代背景を反映した作品作りについて、通算4年にわたって研究してきました。

そして、去年4月から、水木しげる記念館学芸員として働き始めたのです。