◆片山元副知事と協議で付箋を投げた(△) 個室を用意せず(✕)
8 叱責するとともに付箋を投げた(パワハラ△)
…片山元副知事と協議した際、2回付箋を投げた。付箋は分厚いというほどのものではないが会議中に物を投げる動作自体が相手を威圧する意味を持つ。元副知事は威圧を受けたとまで感じていないと述べているなど、元副知事との関係ではパワハラと断定しがたい。もっとも、伝え聞いた周囲の職員を委縮させ、就業環境を悪化させる面を少なからず有し、パワハラの疑いが残ることは指摘する。(報告書より)
9 スポーツイベントで知事用の個室を用意しなかったこと、昼食が冷えていたことの不満を側近職員に伝えた。意向を聞いた側近職員は担当職員を叱責した(パワハラ×)
…担当者を直接叱責したものではない
◆「なぜ今聞かないといけないのか」(〇) 「こんな話聞いていない」(〇)
10 AIマッチングに関する協議で、説明を始める前に、内容を知らないのに会見で発表するかの判断はできないと一蹴した。担当者は「内容を説明します」と述べたが、「なぜ今聞かないといけないのか。今聞いて判断できるわけがない、部長を呼んでくるように」と述べて、中身の説明に入らせなかった。(パワハラ〇)
11 生産性支援センターなどに関する協議で、中身に入ることなく「こんな話聞いていない」「なんでこんな支援センターを勝手に作っているのか」等と述べて担当者らを叱責した。担当者は既に予算化されている等と説明しようとしたが、知事は「こんな資料については知らない。資料に入っていたら知事が全部知っているとは思わないように」と述べ、それ以上協議を行わなかった。(パワハラ〇)