長崎県内の地価が公表されました。長崎市内では長崎スタジアムシティの開業効果がみられ、周辺の地価が上昇するなど平均地価の上昇率が商業地を含めた全用途で拡大しました。

県内住宅地の1平方メートル当たりの平均価格は、去年より1600円高い4万5500円で上昇率は1.1パーセント、去年と比べ0.2ポイント高くなりました。

住宅地で最も価格が高かったのは23年連続、長崎市上西山町で、1平方メートル当たり29万8000円でした。

また、最も変動率が大きかったのは住宅地ではスタジアムシティに近い長崎市緑町、商業地では長崎市宝町でそれぞれ去年と比べ0.4ポイント上昇しました。

調査した不動産鑑定士は「スタジアムシティの開業に伴い、長崎駅から浦上駅周辺の不動産需要は高いものの、長崎市中心部で建設が続いていた新築マンションについては分譲価格の高騰で長崎で購入できる層が少なくなっているため、マンション開発業者の動きが鈍くなってきている」と分析しています。