コメが高騰する中で、パンに塗る・のせる「パンのお供」が注目されています。中には地元の特産品を使い、売上が5倍になった人気商品も。
塗って焼くだけで「カレーパン」
「朝ごはんが、ご飯からパンになった」(40代女性)
「元々はお米の方が好きだけど、最近はパンにすることが多い」(30代女性)

コメの高騰で増えている“お米の代わりにパンを食べる”という人たち。
こだわりの食品を取り扱う『久世福商店』東急プラザ銀座店(東京・中央区)の「パンに塗るペースト」コーナーにも、「こしあんバター」(120g・490円)や「海苔バター」(145g・600円)など、甘い系からしょっぱい系までズラリ並んでいます。

『カルディコーヒーファーム』で1番人気なのは、食パンに塗って焼けば「カレーパン」に変身するという「ぬって焼いたらカレーパン」(110g・354円)。
カレーシーズニングや乾燥マッシュポテト、ドライ玉ねぎなどで作られたマイルドな味わいのスプレッドです。

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「すごい!具は乗っていないんですけどザクジュワな食感と、カレー風味がジュワッと広がって、もうカレーパンです」

「贅沢すぎる」パンのお供
今や「パンのおとも選手権」が開かれるほど種類は多種多様に。なぜ、こんなに増えているのでしょうか?

「パンのおとも選手権」審査員長 MICHIKOさん:
「ご飯のお供は“しょっぱいもの”が多いけど、パンのお供は、しょっぱいものだけじゃなくて“甘いもの”もいけるのでメーカーも参入しやすい」

中でも、「食べているだけで幸せ感が続く」とMICHIKOさん絶賛の一品が、京都のジャム専門店『confiture Nutty's』が作る「カカオ&ミックスナッツ ハニーコンフィチュール」(120g・2484円)。
焙煎カカオ・4種類のナッツを、ハチミツとブランデーで炊き合わせた新感覚のパンのお供です。

原部員:
「これは贅沢すぎる。とにかく食感がザックザクで、ハチミツの甘みもあるけどカカオの苦みと、アルコールが入っている分さっぱり感もある。めちゃくちゃ美味しい」
