「競争や統廃合はいいこと。そもそも大阪には高校が多すぎる」

清水さんはこうした状況に「公立・私立の授業料負担の差がなくなり、競争や統廃合が起きるのはいいこと。そもそも大阪には高校が多すぎる」と指摘します。
大阪府内の高校数は現在、公立128校、私立94校。人口が減少している今、適切な学校数・適切な定員に変えていかなければ教育の維持が困難になるということです。一方で、「公立離れ」の加速によって、公立の質が低下する懸念があるといいます。
大阪府の吉村洋文知事はSNSで「私立も半分が定員割れしている。メディアはここを報じない」「今後さらに少子化になる。今後も定員割れは避けて通れない」とコメントしています。
清水さんは、私立でも定員割れが起きている現状を認めつつも、「私立と公立を競わせるなら条件をフェアにしてあげてほしい」と話します。条件とは、人件費(教員)・施設・教育内容に関する予算で、この条件を揃えた上で公立・私立を競争させないと不平不満が出てくるのではないかと指摘します。














