(福守園長)「今は休止中と書いているが、マレーグマの写真が残っていますね。先月まではマレーグマがその辺りに出ていた」
先月、マレーグマのハニイが病気のため死にました。


このため「世界のクマゾーン」には現在、日本に生息するエゾヒグマと二ホンツキノワグマの2種類しかいません。

過剰な捕獲や環境破壊による希少動物の減少に伴い、動物の国際取引を制限するワシントン条約などが強化され、海外から新たな個体を迎えることは難しいのが現状です。

1991年のピーク時には186種類いた動物は、3割減り、現在135種類です。

今後、園では国内で1匹しか飼育していないベンガルヤマネコやトキイロコンドルのほか、高齢のホオジロテナガザルなど、8種類ほどが姿を消す可能性があります。


(福守園長)
「あれがベンガルヤマネコ。(国内に)オス1頭ですから、この先どう考えても繁殖は難しい」「この子がいなくなるということは、日本国内からベンガルヤマネコがいなくなることを意味する。せめて今ここにいる間は幸せに暮らしてもらいたい」
一方、繁殖に向けた取り組みも続けています。