助けられなかった命…痛感した無力さ
震災発生から14年となるのを前に、早坂さんは当時、救急活動にあたった場所を訪れました。そこには今、津波避難ビルが建っています。ビルにのぼり、静かにまちを見つめる佐藤さん。厳しい表情で「助けられなかった命」への悔しさを語りました。

消防士 早坂政人さん(仙台市防災・減災アドバイザー):
「やっぱり助けられなかった方もたくさんいて…特に印象に残っているのは、まだ大学生くらいの男性が亡くなられていたときには活動しながらもとてもショックを受けたのを覚えています。救急隊をやっていたので、人が亡くなる現場で活動したことはたくさんあったんですけど、これが自然災害の怖さなのかというのを感じました」