想像を絶する光景…あの中に人がいるのか
消防士 早坂政人さん(仙台市防災・減災アドバイザー):
「ちょうどテレビを見ていたら緊急地震速報がなって…半信半疑で本当に揺れるのかなあと思ったらあの揺れに襲われて」
当時、青葉消防署で救急隊員として働いていた早坂さん。地震発生翌日の朝、人命救助のため被害の大きかった仙台市若林区の沿岸部に向かいました。

目の前には想像を絶する光景が広がっていました…。
消防士 早坂政人さん(仙台市防災・減災アドバイザー):
「がれきがとても多くてまだ海水も残っているような状態で、本当にこの中にまだ生きている方はいるのかと率直に思いました。徐々に明るくなるにつれて、もぞもぞ動いているものがあって。あれは人なのかなと思っていたんですけれども…そう考えているうちにヘリコプターが救助を始めて。そこではじめて人だとわかったのですぐに救急車で受け入れる体制を整えました」