1月の家計調査で、消費に使った金額は0.8%増加しました。ただ、食料への支出はマイナスが続き、物価高の影響が色濃くなっています。

総務省が発表した1月の家計調査によりますと、2人以上の世帯が消費に使った金額は30万5521円で、去年と比べて実質0.8%増加しました。プラスは2か月連続です。

家賃の上昇などから「住居」が39.2%と大幅に上昇したほか、私立大学の授業料など「教育」も9.9%上昇しました。

一方、値上がりが続く、野菜や果物など「食料」への支出は2.4%減少しました。

具体的には、▼ブロッコリーが42.9%、▼みかんが30.9%、▼いちごが28.9%と大きく減少しました。

総務省は「物価高騰の影響で購入が控えられている」と分析しています。