14年前の教訓から…新たに備蓄したもの
「全避難所ごとにマニュアルを作成」と回答した名取市。市内には29の指定避難所があります。このうち、閖上小中学校を取材しました。

後藤舜キャスター:
「指定避難所となっている閖上小中学校で避難者が身を寄せる場所が、この4階の場所になります」
校舎は海岸から2キロ、近くに川もあるため、1階ではなく4階を避難スペースとしています。

名取市防災安全課 鎌田俊郎防災危機管理官
「避難所と言ってもそれぞれ特性があって違うもの。それぞれの特性を生かすべく名取市では避難所ごとのマニュアルを作成している」
倉庫には、エアーマットやカイロ、簡易トイレなど、震災前にはなかった防寒や衛生用品が備蓄されていました。簡単に広げることができる組み立て式のパーティションは、最大4人が入ることができます。

この閖上小中学校では、学校や住民が主体的に避難所の設置訓練も行っているということです。そして実際に津波注意報が出た際などに避難所として開設され、住民が避難した実績もあるそうです。