コロナ禍で見えた日本の課題

円安に物価高、賃金の伸び悩みなど、世界に目を向ける若者の背景が見えてくると小川教授は話します。中でも新型コロナの流行は世界の中の日本をみつめる強いインパクトがあったのではと振り返ります。

小川教授
「あのときに、久しぶりに国家間の比較をしたと思うんです。それがいまの私たちの焦りにつながっていると思いますし、日本ってやっぱりいろんな意味で遅れているところがあるなと感じたんじゃないでしょうか」

山口大学国際総合科学部1年・増田なつめさん
「なにかしら自分からひとつアクション起こさないと、自分の将来何がしたいかも発見できない気がして、そこは勇気を出して行くしかないなって心決めてます」

1年の増田さん。先輩たちから留学経験を聞いて、期待に胸を膨らませます。語学研修で訪れたフィリピンで、日本とは違う価値観に触れ、みずから考え、学ぶ姿勢に刺激を受けました。留学は、韓国の地方都市で素顔の国を見たいといいます。