不便や苦労も得難い経験

山口県立大学2年・寳積優太さん
「ハードルはあまり高くないように感じています」
山口県立大学の2人の学生は語学研修を主な目的とする1か月の短期留学に臨みます。将来の夢は英語の先生という寳積優太さんは、オーストラリアでことばだけでなく、暮らしや文化も感じたいと考えています。
寳積さん
「海外を経験して少しでも気づいたことを次の世代につなげていけるような教え方じゃないけど、子どもたちとか児童生徒につたえられるかなって」
ベトナムに留学する池田宗太郎さんは外国で苦労するからこそ、その不便を解決する発想が生まれるのではと意気込みます。

山口県立大学2年・池田宗太郎さん
「どう助けてほしかったか、どう感じたか、その気持ちをもって日本に戻ってくれば今いる外国人の方にどう関わっていくかって言うのはわかるかなって」
寳積さんの渡航費用は60万円を超えると言います。小さいときからためていた「お年玉貯金」とアルバイトで工面しました。
寳積さん
「お金に代えられる経験とか学習とか、学びを得られるかが不安でしたけどそこは自分次第ってことで、モチベーションに変えていこうみたいな感じで」
若者たちは外国での経験ですこしずつ国や社会の垣根を取り除くことに取り組もうとしています。