震災伝えるきっかけは消防士の父

10歳の陽彩さん。生まれる前に発生した「東日本大震災」のことをガイドに盛り込んだ理由は消防士の父から聞いた話がきっかけでした。

父・将さん:
「どのくらいの期間、職場にいたのかとか、どういう活動をしたのか。実際に津波の映像とかをみせてショックかなと思ったけどこんな大変なことがあったというのを伝えた」

震災当時、仙台市内の消防署で被災した父の将さん。発生後は、人命救助や捜索活動の対応でおよそ2週間、自宅には戻れなかったといいます。将さんは、「震災」について娘に伝えるかどうか迷いましたが、「災害」ついて考えてほしいという思いから決断しました。当時の話を聞いた陽彩さんは…。

小高陽彩さん(小4):
「怖いなと思いました。建物の中ですごいモノが落ちてきたとかそういう話で知りました。最近は地震も多いし、外国人にはそうなってほしくない」

厚生労働省のまとめによると震災では41人の外国人が犠牲になっています。多くの観光客が訪れる松島にも津波は押し寄せました。