懐かしい!500系がまさかの「エヴァンゲリオン」とコラボ
【画像⑨】は、岡山駅にたたずむ「一般的な」500系車両です。このとんでもなく長いノーズに、曲線美とも言えるカプセルのような運転席。先頭の両側のライトが光ると、山陽新幹線のイメージキャラクター「カンセンジャー」そのものです。

デビュー時の衝撃が強かったその500系に、さらに衝撃が走ったのは2015年でした。
ことし山陽新幹線は全線開業から50周年ですが、40周年の時に誕生したのが、まさかの「500 TYPE EVA」だったのです!【画像⑩】

【画像⑩】は岡山で行われた新幹線まつりの模様です。このときはあらゆる車両をまんべんなくニュースで取り上げていたため、残念ながらそこまでアップめの画像はありませんでした。
ただこのカラーリングは、傍から見てもやっぱり斬新すぎる!シャープな500系がド派手な変貌を遂げました。
ちょうどこの年は、「エヴァンゲリオン」テレビ放送開始から20周年を迎えたことからコラボしたということでした。その名も「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」。監修は庵野秀明監督で、車両デザインはメカニックデザイナーの山下いくとさんでした。
また車内も、エヴァンゲリオンの世界観をテーマにしたコンテンツが登場しました。【画像⑪】のミニチュアを、筆者も当時3歳の息子に見せた覚えがあり、「なんでこのおじさん寝てるの?」と言われた思い出があります。笑えばいいと思うよ。

そして初号機の堂々たる立ち姿!【画像⑫】当時3歳の息子はこれが怖かったらしく、ミニチュアが設置されていた1号車から立ち去ろうとしていました。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。

この「500 TYPE EVA」は、8両編成で山陽新幹線を駆け抜けましたが、2018年5月に運行を終了。今でもめちゃくちゃ印象に残っているのですが、いま思えばわずか2年半の限定運行だったんですね。
すると2018年6月には、「エヴァンゲリオン」とは真逆の世界観とも言える500系車両が登場しました。