◆自由進度学習で目を見張る成績向上
奈良県生駒市の生駒南小学校。ことし創立150年を迎える伝統校は、児童への懇切丁寧な教育が特徴だというが、近年、大久保智子校長は「言われたことだけするのではなく、中学生になり私たちの手を離れて自ら考えて取り組める主体性が必要、そのため何かをしないと。」と課題を感じていた。3年前にふとしたきっかけで自由進度学習を知り、5年生で試行したところ、翌年の小学6年生全国学力テストで目を見張る成績向上がみられた。児童アンケートでも「あの勉強方法をもう一度やってみたい」という声が届き、今年度は全学年を対象に本格実施に踏み切った。
◆“自由の幅”は学年によって違う
自由進度学習は、集団講義型の授業と違って、子どもたち自らが計画を立てそれぞれのペースに合わせて自主的に学んでいく。「わかったことが嬉しい」「もうすこしやりたい」「友達に聞ける、友達に教えられる」といったプラス面が期待できるという。
6歳から12歳まで年齢差がある小学校だけに、裁量には幅をもたせている。低学年は、「問題を解く順序を自分で決める」など限定的な自由で、高学年になれば、授業時間のほとんどを児童に委ねる、という感じだ。
科目も、算数は取り入れやすく、国語は難しいなど、運用にコツがいるようだが、6年生の算数の授業ではこんなシーンが見られた。














