赤裸々動画で「応援したい」客爆増

東京・池尻大橋にあるビストロ『PLUCK AND PLANT』は、2022年にオープンするも赤字が続き閉店の危機に…。
そこで、“ちょっと変わった”30秒ほどの動画をSNSに投稿。
長髪にニット帽、パーカー姿の店長が、チラシを配ったり、ガランとした店内で料理を作る様子とともに、店の危機的状況を赤裸々に伝えたのです。

投稿した動画:
「赤字閉店。何をやっても客足は伸びず初月から100万円以上の赤字。4カ月連続で赤字が続いている。黒字化を目指すにはどうしたらいいのだろうか?」
すると、この動画が38万回再生以上の大バズり!
1000件以上届いたコメントには、<笑顔がない><店長の髪が長い><飲食店としてふさわしくない>など辛辣なものありましたが、真摯に受け止めた店長。

<清潔感がない>との声を受け、長髪をバッサリ切りニット帽からキャップに。パリっとした黒のシャツにエプロンというスタイルに。

<白皿がダサい><目玉焼きがファミレスみたい>との意見があったハンバーグは、シックな緑皿にし、目玉焼きをマッシュポテトにチェンジするなど、「改善していく過程」も投稿したのです。すると…

『PLUCK AND PLANT』オーナー 宮嶋祐也さん:
「かなり応援コメントが増えて、予約数が13倍になった」

実際に、お客さんに聞いてみても…
「美味しいお店は潰れて欲しくないので応援したい」
「応援したい気持ちもあるし、どういう風に改善されたのか実際に行ってみたいなと、興味がわきやすい」
Z世代が飲食店選びで使うSNSをきっかけに、新たな集客方法が生まれていました。
(THE TIME,2025年2月20日放送より)