ゼレンスキー氏の「支持率4%」主張 実際は?

ロシアのプーチン大統領は、戒厳令を理由にウクライナの大統領選挙が延期されていることを疑問視していました。これに歩調を合わせているのがトランプ氏です。

トランプ大統領
「ウクライナの指導者は、言いたくはないが、支持率4%にまで落ちている」

ちなみに、ウクライナの調査機関の世論調査では、ゼレンスキー氏を「信頼する」と回答した人は57%。トランプ氏の支持率よりも高い数字です。ゼレンスキー氏も不信感を隠せません。

ゼレンスキー大統領
「私たちはトランプ大統領に対して一国の指導者として敬意を持っている。しかし今、トランプ大統領は誤情報の中で生活しているのが現状だ」

ウクライナの市民は…

ウクライナ市民
「戦争中に選挙を行うことは不可能です。多くの人々が国外に避難しているのです。トランプ大統領は予測不可能です。彼の頭の中に何があるのか…」

ウクライナ市民
「ウクライナに対する間違った非難です。被害者を非難し、(トランプ氏は)私たちの敵の側に立っています」

反発の声はトランプ氏の元側近からも上がっています。

ペンス氏(トランプ1次政権・副大統領)
「大統領、ウクライナがこの戦争を『始めた』のではありません。平和への道は真実の上に築かれなければなりません」

ボルトン氏(トランプ1次政権・国家安全保障補佐官)
「アメリカ大統領がこれまでにした発言の中で最も恥ずべきものだ」

ロシアによるウクライナ侵攻は、まもなく3年を迎えようとしています。