リゾートホテルが特殊詐欺拠点か “外国人監禁”の現場に接近

記者
「一見、ホテルのような建物ですが、カメラで寄ってみると、窓に鉄格子のようなものがあります。外に出られないようにしているんでしょうか」

カメラマン
「なんかパソコンいじってます、中で」

広めの部屋では、集団でパソコン作業をしている様子も。ここで、外国人らが特殊詐欺をさせられているのでしょうか。

また、別の詐欺拠点とみられる場所では…

記者
「20人くらいで列を作ってグラウンドのようなところを走っています。監視するための小屋のような建物があって、その中には武装組織の戦闘員とみられる人の姿も見えます」

カメラマン
「あ、銃を持ってきましたね」

取材班が撮影を続けていると…

記者
「どこいった?いなくなったな」

スタッフ
「その木の後ろに、スナイパー」

記者
「離れましょうか。危険かもしれないので」

なぜミャンマーの国境地帯に、詐欺拠点が集まっているのか。

背景にあるのは、2021年に軍が起こしたクーデターです。

ミャンマー軍と民主化を求める抵抗勢力などが戦闘を激化させている国境周辺。その混乱に乗じて、多数の中国系の犯罪集団が流れ込み、カジノやホテルの開発を装って、いくつもの詐欺拠点を築いたとみられています。

内部では一体何がおこなわれているのでしょうか。