準暴力団「チャイニーズドラゴン」関与か
日本人を含む多くの外国人を監禁し、特殊詐欺をさせている凶悪な国際犯罪集団。その正体が徐々に明らかになってきました。

そのひとつが、日本で結成された「チャイニーズドラゴン」。中国残留邦人の子や孫を含む暴走族がルーツとされ、薬物の密売など様々な犯罪に関わっていることから、警察庁が「準暴力団」と位置づけています。
その関連グループが、複数の日本人らが監禁されている詐欺拠点に関与しているとみられることがタイ当局関係者などへの取材でわかりました。日本人と中国人のメンバーが協力し、詐欺を強要している可能性があるということです。
チャイニーズドラゴンの特徴について暴力団に詳しい元刑事は…

元警視庁組対4課 櫻井裕一さん
「半グレよりは暴力団に近い。凶暴であることは間違いない。このグループは(脅迫や賭博など)何でもやるので。(関係者は)数千人規模だと思う」
その上で、関与が疑われるミャンマーでの詐欺については…
元警視庁組対4 課櫻井裕一さん
「(チャイニーズ)ドラゴンと繋がりのある中国系マフィアもいるから、日本を対象に犯罪を犯そうとしたときにそこに1枚加わる。中国系マフィアと手を組んでやっていると私は見ている。日本で拠点をつくるとすぐ捕まってしまう。だから外国に拠点を求めて。お金を渡せば黙認するようなところがあるんで」