今回の2つの第三者委員会は、メンバーが公表されていません。この理由に関して知事は「情報漏えいという非常にセンシティブな内容。結果によっては職員の処分に関わってくる」としています。

 構成メンバーなどを公表しないことに関して、白鳥教授は「いずれかの時点で『どういう結果になったか』『誰が調査したか』を公表する必要があるのではないか」と指摘します。

 (白鳥浩教授)「外部の影響を回避する意味で公表しないことはありますが、第三者委員会のガイドラインで非常に重要なのは『ステークホルダー(利害関係者)が誰なのか』。この場合は兵庫県民だと思うので、県民は当然その結果を知る権利があると考えてもいいと思います」