ーーーもしそれぞれで違う結果が出たときはどう評価すべきでしょうか?

 (白鳥浩教授)「非常に難しいのですが、判断基準が違うので、違う結果が出る可能性は大いにあります。百条委では政治的な責任ということを考えている。第三者委は規範的もしくは司法上の課題として捉えているので」

ーーー結論が違った場合にどちらをより重く受け止めるべきなのでしょうか?

 (白鳥浩教授)「これも非常に難しいですね。百条委員会で『ハラスメントがあった』という判断になると、認めているのに何もしないでいいのかという議論になる。ところが2度目の不信任を出せるだけの数が集まるかどうか。場合によっては、過半数で可決される辞職勧告決議案を出す可能性もあります。いずれにしても辞職勧告決議は法的拘束力がないので、辞める必要はありません」

 「第三者委員会で『ハラスメントがあった』となったとしても知事は辞める必要はないため、いずれにしても今後の動きを見ていく必要があると思います」