似て非なる「百条委員会」と「第三者委員会」
ハラスメントについての調査は、「百条委員会」と「告発文書に関する第三者委員会」のそれぞれが調査をしていて、3月にも結果を公表する予定です。
県議会が設置した百条委員会は、ハラスメントの有無をまず議会に報告をします。この結果を受けて、辞職勧告なのか不信任なのか、議会がどう動くかという話になります。
兵庫県が設置した第三者委員会は、ハラスメントの有無のほか、改善すべき具体的な策も踏まえて県に報告します。これを受けて知事がどう判断するのか…ということになります。
ーーー百条委員会と第三者委員会の一番違う点は?
(白鳥浩教授)「百条委員会は政治家である県議がやっていて、民意にバッシングされることが怖い。前回の不信任案は会派を超えて全会一致でしたが、2月18日からの県議会では、会派の対応が割れる可能性があると思います。なぜかというと、斎藤知事は民意を受けて再当選しているので、その民意に差を指すのかと」
「もう1つの第三者委員会は弁護士がやっていて、弁護士は基本的には『疑わしきは罰せず』と非常に慎重な議論をしている。従って“黒に近いグレー”であっても、ハラスメントを認めない可能性もあると思われます」