大阪桐蔭vs天理 大阪桐蔭が天理を「無得点」に抑えベスト4進出

(画像:大阪桐蔭 手崎颯志主将)

 準々決勝もう1試合は、大会3連覇を狙う大阪桐蔭と、前日に熊野(和歌山)に圧勝したメンバーからは大きく選手を入れ替えてこの試合に臨んできた奈良の名門・天理の対戦。強い風の中始まったこの試合、前半は、風上の大阪桐蔭が先にペースを握ります。キックを上手く使って天理陣内まで攻め込むと、大阪桐蔭らしいフィジカルを生かした攻撃を継続していきます。そして前半10分、連続攻撃からWTB須田琥珀選手が右中間にトライ。FB吉川大惺選手がゴールも決めて7点をリードします。

 その後も、フィジカルの強さを生かして前に出ていく大阪桐蔭でしたが、大事なところでミスが出て、なかなかリズムに乗ることができません。それでも天理の攻撃に対しては、しっかりと身体張って得点を許さず7点のリードを保ったまま前半を終了します。
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 一方、風下の前半は、キックでのエリア確保に苦しんで大阪桐蔭の厚い壁を突破できなかった天理は、後半開始直後の大阪桐蔭の攻めをしのぐと、風上を生かした攻撃で敵陣まで攻め込みます。5分過ぎからは、大阪桐蔭を22mラインの内側に押し込んで波状攻撃を仕掛けていきます。

 しかし、最後のところでコンタクトの強さを発揮して跳ね返してくる大阪桐蔭の前になかなかトライゾーンまでボールを運ぶことができません。大阪桐蔭の手崎颯志主将が「自分たちのミスでペナルティーを犯して苦しくしてしまったが、コンタクトで負けてなかった。苦しい中でもみんなが体を張ってくれていたので、キャプテンとして不安はなかった」というように、大阪桐蔭が強風の風下というビハインドの中、20分以上続いた苦しい時間帯を守り抜きました。

 試合終了間際の後半29分過ぎには、ようやく自陣を脱出してチャンスを確実に得点に結びつけてPGで3点を加えた大阪桐蔭が、苦しみながらも強豪・天理を10対0と無得点に抑えて準決勝進出を果たしました。

 「反省点だらけです。まだ戦い方が若い。今日も風上、風下を意識した戦いができてなかった。とにかく今は、1戦1戦、基本プレーを大切に強化していくだけです。ただフィジカルで勝負していくのは変わりません。うちは大阪桐蔭なので」と語った綾部正史監督。無限の可能性を秘めたチームが、まずは選抜大会への切符を手にしました。

 勝ち上がった4校は、3月に埼玉県の熊谷ラグビー場で開催される選抜大会への出場権を獲得しました。

【準々決勝の結果】
御所実(奈良)  24―10 京都工学院(京都)
関西学院(兵庫) 19―17 報徳学園(兵庫)  
京都成章(京都) 17―10 常翔学園(大阪)
大阪桐蔭(大阪) 10-0  天理(奈良)

 22日(土)に行われる準決勝の組み合わせは、以下のとおり。準決勝と並行して、ユニバー記念補助競技場では、選抜大会への出場をかけた代表決定戦2試合が行われます。

【準決勝・選抜大会代表決定戦組み合わせ】
▼準決勝:ユニバー記念競技場
関西学院  対  京都成章  午前11時キックオフ
御所実   対  大阪桐蔭  午後0時30分キックオフ

▼選抜大会代表決定戦:ユニバー記念補助競技場
報徳学園  対 常翔学園   午前11時キックオフ
京都工学院 対 天理     午後0時30分キックオフ