暴風雪と大雪及び雷に関する東北地方気象情報 第3号
2025年02月17日05時26分 仙台管区気象台発表

東北地方の海上では、低気圧や冬型の気圧配置の影響により、大荒れとなる所がある見込みです。17日昼過ぎから18日明け方にかけて、雪を伴った西よりの暴風に警戒してください。また、東北北部では、大雪となる所があるでしょう。17日夜遅くから18日夜遅くにかけて、大雪による交通障害に注意・警戒してください。

[気象概況]
 低気圧が日本海にあって東へ進んでいます。低気圧は17日夕方にかけて東北地方を通過し、日本付近は18日にかけて強い冬型の気圧配置となる見込みです。東北地方の上空約5000メートルには、氷点下39度以下の強い寒気が流れ込むでしょう。
 このため、東北地方の海上では、大荒れとなり、東北日本海側の海上ではしける見込みです。
 東北北部では大雪となる所がある見込みです。発達した雪雲が同じ場所にかかり続ける場合には、警報級の大雪となる可能性があります。
 また、低気圧や上空の寒気の影響により、東北日本海側を中心に、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。積乱雲が発達して雷の発生する所がある見込みです。

[風の予想]
17日から18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北日本海側 海上 20メートル (30メートル)
  東北日本海側 陸上 15メートル (30メートル)
  東北太平洋側 海上 20メートル (30メートル)
  東北太平洋側 陸上 15メートル (30メートル)

[波の予想]
17日から18日にかけて予想される波の高さ
  東北日本海側 5メートル

[雪の予想]
17日6時から18日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  東北日本海側 山沿い 50センチ
  東北日本海側 平地  40センチ
  東北太平洋側 山沿い 50センチ
  東北太平洋側 平地  30センチ
その後、18日6時から19日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  東北日本海側 山沿い 50センチ
  東北日本海側 平地  30センチ
  東北太平洋側 山沿い 50センチ
  東北太平洋側 平地  20センチ
その後も、降雪が続き、積雪はさらに増える見込みです。

[防災事項]
 東北地方の海上では、17日昼過ぎから18日明け方にかけて、暴風雪に警戒し、高波に注意してください。
 東北北部では、17日夜遅くから18日夜遅くにかけて、大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設への被害に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。
 また、東北日本海側を中心に、17日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。