九州電力・川内原子力発電所の重大事故を想定した国と県合同の防災訓練が14日から行われています。15日は能登半島地震を教訓にした救助訓練などがありました。
(石破総理)「原子力緊急事態宣言を発出する。国や自治体の指示に従って落ち着いて行動してください」
川内原発の原子力総合防災訓練は、国や県、原発30キロ圏内の9市町が合同で14日から行い、294機関・住民らおよそ4800人が参加しています。
2日目の15日は薩摩半島西方沖を震源とする最大震度7の地震を受けて川内原発1号機の炉心が損傷。放射性物質が外部に放出された想定で、原発から5キロ圏内の住民が避難するなどの訓練が行われました。
また、去年の元日に発生した能登半島地震を教訓に、孤立した住民をヘリコプターを使って救出し、通れなくなった道路を開通する訓練などがありました。
川内原発の原子力総合防災訓練は16日までです。