無罪主張の被告 裁判で何を語る

事件が起こったのは広島県福山市明王台。JR福山駅から西南西に2.5kmほど離れた場所に位置し、約1300世帯が暮らす住宅街です。
2001年2月6日、午後0時45分ごろに1軒の家から警備会社に異常を知らせる発報がありました。警備会社から、この家に連絡するも応答がないため警備会社が110番通報。
そして、午後1時ごろに警備員と警察官が家に到着。そこで腹部に果物ナイフが突き刺さった女性が発見されました。
被害にあったのは主婦の女性(当時35)。
夫(当時37)、長男(当時6)、長女(当時9ヶ月)の4人暮らしで、事件当時、家には女性と長女の2人がいたと見られています。
現場には犯人の物と思われる多数の靴跡や凶器の果物ナイフが残されていました。
しかし、いずれも大量に出回っている商品だったことや、犯人に直接結びつく有力な目撃情報もなかったことから捜査は難航しました。