冬期も続けられる復旧作業

能登の冬は風が強く、天気の急変が本当に目まぐるしい季節です。今年は大雪の予報も出たりと、昨年に比べて厳しい寒さとなっています。

そんななかでも、復旧作業は日々着実に行われています。

1/15には、緊急車両と地元車両に限りという条件つきではありますが、長い間通行止めになっていた、町野町金蔵に続く県道278号金蔵川西線の迂回路が完成し、通行できるようになりました。当初は1/20頃開通予定でしたが、1日も早く開通させたいとの思いで、前倒して開通してくださいました。

町野町金蔵の道路開通(1/15) 提供:町野町の有志の方

大規模な土砂崩れのため、従来の道路の復旧ではなく、田んぼを大きく迂回する道路となりましたが、迂回路の完成により、ほとんど孤立していた金蔵との行き来ができるようになり、町野町に一体感が戻ってきたように思います。

また、本格的な降雪の前にと、道路の応急的な修繕も行われました。大きな穴が空いていて、タイヤがパンクするなどの被害が報告されていましたが、ひとつひとつ優先順位をつけて対処いただき、本当に感謝しております。

北円山地区の補修箇所(1/17)提供:町野町の有志の方

真久方面の土砂崩れがあった現場には、山の斜面がセメントで覆われるなど、少しでも安全に通れるようにとの工夫が見られます。

法面工事の様子(2/3) 提供:町野町の有志の方

2/6の大雪があった日も、9/21の奥能登豪雨で氾濫した鈴屋川のそばに積み上げられている瓦礫や流木を重機やトラックが朝早くから黙々と片付けて運び出している姿や、町野川に流れ込んだ土砂を片付けている重機の姿が見られました。

町野川復旧工事の様子(2/6) 提供:町野町の有志の方

河川の様子を映すライブカメラの端にもその様子が確認でき、日々有り難く拝見させていただいております。

鈴屋川復旧工事の様子(2/11) 提供:町野町の有志の方

雪や雨、霰など目まぐるしく変わる冬の寒さ厳しい能登では、毎日の復旧作業が懸命に進められて居ます。