言い渡された判決にAさん「私たちはただ我慢するだけなのか…」

 そして2月4日。大阪地裁で判決が言い渡されました。

 (裁判官)「主文、原告の請求を棄却する」

 判決はつまり、「男性が家から出る必要はない」という内容でした。その理由については…

 (裁判官)「家の所有者である親族は、これまでに男性を家から追い出そうとしたことはなく、男性が家に住むことを暗に認めていた。たしかに近所トラブルはあったが、それは男性と住民との間の問題に過ぎず、男性が家から出る理由にはならない」

 判決を聞いて、Aさんは次のように話します。

 (Aさん)「話し合いができない人に対して私たちはただ我慢するだけなのかと。はぁ…なんか答えが分からないですね。なんか、本当にむなしいです」

 判決の翌日、Aさんから取材班のもとにメッセージが届きました。

 【AさんからのLINEより】
 「きょうも怒鳴る声で目が覚めました。またあの声がはじまりました」

 取材班に「もうやらない」と言い、しばらく行為をやめていた男性が、また暴言を吐き始めたといいます。

 閑静な住宅街で起きたトラブル。このまま住民たちは我慢し続けるしかないのでしょうか。