多くの男性にとって耳の痛いニュースかもしれません。共働きの世帯が増える中、県は家事や育児の分担などについてアンケートを実施しました。

広島県 湯崎英彦知事
「女性に負担が偏っている現状があることから、男性の家庭生活における活躍を推進するため、本年を『男性活躍推進元年』として取り組みに注力していく」
県は夫婦やパートナーが協力して家事や育児に取り組む「共育て」を推進しています。

県が実施したアンケートでは、料理や洗濯・掃除などほとんどの家事について、女性の負担割合が高く、育児でも同様の結果が出ました。
また、パートナーに対する家事・育児の評価は、男性のおよそ9割が「満足」と回答する一方で、女性は6割程度に留まっています。
街の人は―。
Q、夫婦で家事分担の割合は?
30代主婦
「9対1くらい。風呂掃除が自動洗浄で、そのボタンを押してくれる」
30代女性(夫婦共働き)
「夫にやってもらっても、こっちが直さないといけないからやってくれなくていい。洗濯物をきちんと伸ばさないなどストレス」
20代夫婦
妻「掃除機かけてほしいなと思うときは、チラチラ見るが気づいてくれない。言ったらやってくれる」
夫「もう少しがんばろうと思う」
別の20代夫婦(子育て中)
妻「家事・育児は半々でやってくれている」
夫「働いてくれているので、同じくらいはやる。お互い様」
40代夫婦
夫「会社も協力的なので、家のことも手伝える」
妻「そこができないとできない。職場の環境が整わないと」
国の調査では、夫の家事・育児時間が長いほど妻が仕事を続ける割合や、第二子以降の出生率が高いことがわかっています。

湯崎知事は男性が家庭内でより活躍できる環境を整備し、「共育て」をさらに推進していく考えを示しました。県として条例の策定も、今後検討するということです。
田村友里アナウンサー(知事会見で質問)
「男性の育児・家事参加率を引き上げていく具体策は?」
広島県 湯崎英彦知事
「企業を通じた働きかけなどいろいろある。社会全体で共有して、みんなで取り組んでいかなければならない。その中で各家庭のあり方がある」
県は今後、家庭生活での男性の活躍推進について基本理念を定め、今年度中に条例案を作成することにしています。
 
   中国放送
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