退職を余儀なくされた介護士「高齢者にケガさせたりするのが怖い」

 深刻な症状に苦しむ若者もいる。大阪府松原市に住むCさん(23)。

 (Cさん)「歩くのもしんどい。横になると足が痛くなっちゃう」
  (医師)「もう1回ちょっと歩いてみて。…しびれはない?」
 (Cさん)「ぴりぴりしているくらいですかね」
 Cさんは7月中旬に新型コロナウイルスに感染。39度の高熱が出て救急車で搬送された。感染から2か月が経った今も左の手足のしびれが続いているという。
 (Cさん)
 「この足になってから階段の上り下りができなくて。左の足は全く床につけられない状況。つけてしまうと痛くなってしまうので。“この先歩けなくなるんじゃないか”という怖さがある」
 10代からの夢だった介護士として働いていたCさん。足のしびれによって退職を余儀なくされた。

 (Cさん)
 「この状況で高齢者を介護すると、ケガさせたりするのが怖いから、できないと思ってやめざるを得なかったです。資格もせっかく取ったから、(高齢者の)日常生活を助けてあげたいという気持ちがあったから、なおさらできなくなったのが自分の中で悔しいというかすごくつらい」