学校に通えない日が続く高校生「勉強や部活で置いていかれるのが不安」

 後遺症に苦しむ患者は関西にもいる。コロナ後遺症外来を設置している大阪府堺市の邦和病院。第7波で患者は倍増し、多い日は80人を診ているという。
 (医師)「経過はいかが?」
 (患者)「いまだに髪の毛が抜けている状況ですね」
 (患者・20代)「手足の力が全然入らない。パソコンを打つときに指が震えて打ちにくかったりする」
 特に顕著なのは若い世代の患者だ。高校1年生のBさん(16)は、8月下旬に新型コロナウイルスに感染した。療養期間が終わった今も頭痛やけん怠感が続き、学校に通えない日々が続いている。

  (医師)「学校行っているの?」
 (Bさん)「今休んでいます」
  (医師)「どのくらい休んでるの?」
 (Bさん)「1週間ほど。先週火曜日にしんどくて早退してからずっと休んでいます」
  (母親)「学校に行ける目安は?」
  (医師)「まあよく聞かれるけれど個人差あるから。高校生やったら早い人なら3~4週間。今は断定できない」
 感染前、Bさんは吹奏楽部の活動に力を入れていた。いつ学校に戻れるのか、悩みは尽きない。
 (高校1年生 Bさん)
 「学校に行かなかったら、勉強とかも置いていかれるじゃないですか。部活も家であまり練習できないので、それで置いていかれるのがけっこう不安ですね」