宮崎市高岡町で生産されているかんきつ類「高岡文旦」の初競りが行われ、1箱5000円の過去最高額で落札されました。
(田尻怜也記者)
「1か月ほどしか流通しない希少な高岡文旦。まもなく初競りが始まります」
高岡文旦は、香りが強く、さっぱりとした甘味が特徴で、宮崎市高岡町の15戸の農家が生産しています。
10日朝、宮崎市中央卸売市場には、高岡文旦およそ1.8トンが出荷され、次々と競り落とされていきました。
初競りでは、1箱8玉入りが、去年より1000円高い、5000円の過去最高額で落札されました。
(JAみやざき宮崎中央地区本部たかおか文旦研究会 福元貴宏会長)
「生産者一同、みんなで愛情込めて作ったものなので、ぜひ、みなさんに一度手に取っていただきたい」
高岡文旦の出荷は来月上旬まで続き、JA宮崎経済連では、例年並みのおよそ30トンの出荷を見込んでいます。
【参考】
今年の文旦は去年夏の猛暑の影響で、小玉傾向ではあるものの、10月ごろに雨が多く降ったことで、例年より糖度と酸味のバランスが良いということです。