東日本大震災について正しく、分かりやすく伝える方法を考える研修会が9日、岩手県釜石市で行われました。

研修会には10歳から85歳までの市民ら20人が参加しました。釜石市では2019年から「大震災かまいしの伝承者」の研修制度を設けていてこれまでに基礎研修とステップアップ研修を終えた117人に修了証が授与されています。研修では分かりやすい語り継ぎ方の工夫や配慮についてグループに分かれて意見を出し合いました。

(釜石高校3年・菊池音乃さん)
「津波を見た人や経験した人のリアルな声を語り継いでそれをまた次の世代に語り継ぐことが大事だと思います」

参加者は次の災害に備え震災をどのように伝えるかについて真剣に話し合っていました。