文科省「精神疾患教員と長時間労働のリンクはとっていない」

この調査結果を発表した記者会見(2024年12月16日)で、私は文科省の常盤木祐一・初等中等教育企画課長に「精神疾患休職教員の勤務時間の長さ」について聞きました。すると「そのリンク(関連性)はとっていない」との回答でした。

そこで「なぜとっていないのか?」と聞くと「これまでもとっていなかったというのが率直なところだが…」と答えた上で、しばらく間を置いてから「一人一人の勤務時間を集計することのコストなどを考えつつ調査全体のたてつけとしては考えていきたい」と回答しました。

もちろん何もかも調査するのは大変です。調査項目を増やす、人的・時間的・費用的コストの考慮も必要ですが、常磐木課長の回答は、今後の調査の改善に希望がもてる内容に聞こえました。

文部科学省 常盤木祐一 初等中等教育企画課長