「石破総理が何を言うか、ヨーロッパやアジアの人たちが見ている」

井上貴博キャスター:
石破総理はどちらかというと、言葉を尽くしてじっくりと話していくタイプのように見えます。

一方、トランプ大統領はイエス・ノーを端的に、結論を先に求めるというタイプな気がします。この2人がどうなっていくのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
今、トランプ大統領を巡って世界が大きく割れています。追加関税にしても賛成・反対論がありますし、ガザの所有についても、もちろん批判を受けています。こういう局面で石破総理が何を言うか、ヨーロッパやアジアの人たちが見ていますよね。

もしトランプ大統領に批判的なことを言えば、トランプ大統領は「なんだ、初対面で生意気なことを言いやがって」とハレーションが起きます。また、トランプ大統領に追従すれば、世界各国からは「石破さんというのはその程度の政治家か」と見られます。

この折り合いをつけ、中間的なことを上手くやるにはどうすればいいかと、石破総理はアメリカに行く直前まで思案を巡らせているようです。

井上キャスター:
何か手土産は持っていくのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
自動車にしても、日本はアメリカに対してものすごく投資していますし、これからも、孫正義さんのAI投資を含めてたくさんあります。そのあたりはきちんとテイクノートしてくださいという話になると思います。

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<プロフィール>
星 浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年