総理の回答「一つに定めることは大変難しいですが…」
まず「目玉」については以下の回答があった。
『万博の「目玉」については、人々の嗜好が多様化する中で、一つに定めることは大変難しいところですが、日本館における「火星の石」の展示はもちろん、各国による創意工夫あるパビリオンの内容や、各種イベントの内容も続々と明らかになってきており、どなたでも楽しめるものがあるものと考えています』
目玉の具体例として日本館の「火星の石」を例示した。1970年万博では「月の石」が目玉の一つとなったが2025年万博では火星である。これは先月14日に発表されたもので、幅29センチ、奥行き16センチ、高さ17.5センチで世界最大級の火星隕石のことである。
東京にある国立極地研究所が保管していて、2000年に日本の観測隊が南極で発見、広く一般公開されるのは万博が初めてだという。かつて火星に水が存在したことを示す粘土鉱物が含まれており、科学的に貴重な試料だ。
ただ、それ以外の総理見解としては全体として、人々の嗜好の多様化を挙げながら目玉は一つには絞れないとしつつ、どなたでも楽しめるものがあると無難な回答でまとめられている。
一方でパビリオンの内容に関しては展示内容の詳細を開示している海外参加国がこれまでのところ少なく、蓋を開けてみてのお楽しみとしているところが多いのも事実である。ようは行ってみないとわからないという面が多分にあるのだ。
この回答で「目玉」は何かと答えられるだろうか。強く行ってみたいと思えるだろうか。モヤモヤは消えない…