開幕まで70日を切った大阪・関西万博。

参加国数が伸びない、建設コストなどが増大している、パビリオンが間に合うのか、前売りチケットが想定の半分程度しか売れていないetcさまざまな課題が指摘されてきたが、約2か月経てば始まるのである。

そう、なんだかんだ言っても開催されるのだ。

「こういうビッグイベントは直前になれば盛り上がってくる」
「半年間の開催中に魅力が伝われば来場者は増えてくる」

関係者からは自己暗示にも似た希望的観測が漏れ伝わってくる。

大阪の放送局に在籍している身としてはどうせやるなら盛況かつ意義あるものになればとは思うのだが、普段東京に身をおき取材していると、開催が近づいてもなお万博の熱量が上がってきているとは感じない。