土砂が堆積してできた日本最大の砂嘴

トドワラから車を走らせること15分。道道950号の終点から、さらに奥の立ち入り禁止エリアへ。特別な許可を得て、歩いて向かいます。
道中では鹿と遭遇し、2人は大興奮。ほかにもキタキツネや、暖かい季節にはアザラシを見ることもできるそう。野生動物が生息する野付半島は、「豊かな生態系が魅力的」とかずまるさんは言います。
さらに、歩くこと40分。先端の手前には、かずまるさんが見てほしいというポイントが。

(道マニア・かずまるさん)
「ここ一帯は、非常に多くの土砂が堆積してできた地形。その土砂は、すぐ近くの標津川や摩周火山などから流れてきた土砂が徐々に堆積して、海流でこのようないびつな形になった。多くの土砂と特徴的な海流によって野付半島の素晴らしい地形ができた」
このような土砂が堆積してできた半島を、「砂」の「嘴(くちばし)」と書いて「砂嘴(さし)」と呼び、全長26kmにも及ぶ野付半島は、日本最大の砂嘴として知られています。