「海の上をゆっくり歩けるところはここだけ」
野付半島の根元から車を走らせること5分。ミズナラの木が立ち枯れたまま残る「ナラワラ」が姿を現します。土に海水が流入したことによって立ち枯れ、その物寂しく荒れた光景から最果ての地と言われています。立ち入り禁止エリアですが、道沿いの展望スペースから景色を楽しめるようになっています。

野付半島の真ん中あたりに来たところで、道道から分岐した道を進む2人。「この先に見せたい道がある」とかずまるさん。辿り着いたのは、海の上を歩ける遊歩道。
(道マニア・かずまるさん)
「いろんな道を歩いてきたけど、こんな海の上をゆっくり歩けるところはここだけ。その先はトドワラが広がっている」
遊歩道の先には、北海道を代表する針葉樹・トドマツが海水に侵食されて朽ちたトドワラが。木々が育たなくなり、現在の荒涼とした景色になったそう。環境保護の観点から自然公園に指定されており、観光客が景色を楽しめるよう遊歩道が設置されています。